自然律の詩(うた)

 ながいながい眠りの中で、光は目覚めた。
それは本当にかすかな輝きであったが
次々と広がりはじめ瞬く間に壮大な光雲となった。

これ以上ないほど鮮烈な光の覚醒は
それによって照らされるあらゆるものを生み出した。
生み出された万物は相互に働きあい
そしてまた新たなものを生み出した

そのうち、ついに水の精(aquanome)が生み出された。

水の精は光と交わり命を生み
その命は進化を続け様々な生命を紡ぎだした。
そして生命の海はやがて意識の芽を生むこととなる。

そして生命と意識が結びつき
ひと、が生まれた。
ひと、は唄をうたい、踊り、祈りをささげ、そして語り合い
意識を育むようになった。

それは”太古”の昔も今も変わらず続いている。

そうして意識は繋がり、海となり
やがて大きなうねりとなる。

大きなうねりとなった意識の海は
また、新たな光を生む
そして、光はまた新たな物語を始めるのだ。

それが、私たちの生きる目的
それに交わるものは歓びと健康を得
それに逆らう者は災いを招き人々を苦しめる。
そこから離れるものはタマスの泥濘に足を取られ、自らを苦しめる。

人々は宗教や哲学、音楽、芸術、或いは風習としてそれを伝えてきた。

生きる目的を忘れずに。。。



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